I Wanna Be Your Man

出典:ザ・ビートルズ『ウィズ・ザ・ビートルズ』ジャケット WITH THE BEATLES
出典:ザ・ビートルズ『ウィズ・ザ・ビートルズ』ジャケット

この作品に対してジョンは「ほとんどポールが書いて、仕上げを手伝っただけ」とコメントしています。
この曲はローリング・ストーンズに提供したことで有名ですが、ビートルズもリンゴのボーカルでレコーディングしています。

“I Wanna Be Your Man”に関するジョンとポールの発言は以下の通りです。

ポール「ミックとキースがタクシーに乗ってるのを見つけて、僕は声をかけた。”おい、ミック、僕らも乗せてよ!”で、タクシーに飛び乗った。
彼らはレコーディング・スタジオに行くところでね、ミックが言うんだ。
“ねえ、俺たちに出来そうな曲、何かないか? 俺たち、デッカと契約したんだよ”。僕らは”うーん”って考えた。ひとつあることはあったんだ。
リンゴに書いた曲”アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン(彼氏になりたい)”だ。
 リンゴはステージで必ず1曲歌っていた。あの頃の持ち歌は”ボーイズ”だ。
あれはちょっとやりにくいんだよね、”I’m talking about boys(男の子の噂をしている—–yeah,yeah—–boys)”って歌詞だから。
あれはシュレルズのヒット曲で、もともと女性が歌ってたわけ。でも僕らは、リンゴが男だからってだけで”ガールズ”に変えることはないだろうと思った。
オリジナルのまま歌うとおかしな意味にとられるなんて考えもしなかったよ。
それで”ボーイズ”の感じで何か新しくリンゴに曲を書こうと思って、結果できたのが”アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン”だった。—–ボ・ディドリー風のやつさ。
僕はミックに言った”そうだな。アルバムでリンゴがやる曲なんだけどシングルにはしないから、君たちには合ってるかもしれないし”って。」

~ THE BEATLES ANTHOLOGY ~ より

ジョン「”アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン”をあげることになったのは、彼らがレコード出さなきゃならなくなったからだ。
—–僕らは一緒にスタジオに行った。曲を教えてやったのを覚えてるよ。
・・・・・ざっとやって聴かせると、彼らは”うん、わかった、これは俺たちのスタイルだ”って。それからポールと僕は隅へ行って曲を全部仕上げた。
彼らがみんなまだそこで喋っている間にね。それで出来上がったのを持ってったわけ。この時ミックとキースは刺激を受けて曲を書きたくなったんだよ。
“すげえなぁ、見ろよ。ちょっと隅に引っ込んだと思ったら書き上げてきたぜ!”。彼らの目の前でやったんだからね。」

~ THE BEATLES ANTHOLOGY ~ より

ジョンとポールの余裕の態度が自信の表れですね。

あの超多忙なスケジュールの中でも当時のジョン「曲はいくらでもあるから分けてあげよう」って思ってたそうです。
実際に初期の頃にも、ジョンとポールは何人かに曲を提供しています。

さて、リンゴが歌うビートルズの”I Wanna Be Your Man”なのですが、
前アルバム”PLEASE PLEASE ME”でリンゴが歌った”Boys”が思いもよらぬ取られ方をしたので、
全く逆の男らしい”I Wanna Be Your Man”というタイトルで、わざわざ”Man”と入れてます。
歌も”I Wanna Be Your Man”と連発しています。
何でも曲作りのネタにしてしまうポールの才能ですね。

AメロはひたすらE7で、歌詞も単純な歌詞を繰り返します。
サビの”I Wanna Be Your Man”の繰り返しは、
“I Wanna Be Your”のメロディーは毎回同じ音で”Man”だけ変化する単純なメロディーなのですが、
コードは毎回違います。
単純な中にもこういったひねりがさすがと言ったかんじです。

ポールもジョンも、リンゴに曲を提供するときはメロディーが複雑にならないように、音域が広がらない様に心がけてます。
意外と職人的な作り方をしてたりするんです。

サビはジョンとポールも参加して一緒に歌うので、より一層かっこいいですね。

そしてサビ終わり、または間奏でジョンとポールはシャウトします。
このシャウトがかっこ良くキマらない限り、”I Wanna Be Your Man”と歌ったところで、絶対に彼氏にはなれませんので。

ライブではもちろんリンゴはドラムを叩きながら歌うわけですが、
ここまで叩きながら歌えるのはけっこうすごいです。
ドラマーの中には、叩きながら歌えない、歌いながら叩けない人がけっこういてるので。
それが出来る、出来ないで、全ての演奏が変わってくるんだけどなぁ。

【 各曲の記事は曲名をクリック 】

  1. It Won’t Be Long ( Lennon / McCartney )
  2. All I’ve Got To Do ( Lennon / McCartney )
  3. All My Loving ( Lennon / McCartney )
  4. Don’t Bother Me ( Harrison )
  5. Little Child ( Lennon / McCartney )
  6. Till There Was You (Willson)
  7. Please Mister Postman ( Dobbin / Garrett / Garman / Brianbert )
  8. Roll Over Beethoven ( Berry )
  9. Hold Me Tight ( Lennon / McCartney )
  10. You Really Got A Hold On Me ( Robinson )
  11. I Wanna Be Your Man ( Lennon / McCartney )
  12. Devil In Her Heart ( Drapkin )
  13. Not A Second Time ( Lennon / McCartney )
  14. Money (That’s What I Want) ( Bradford / Gordy )

コメント

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