Love Me Do ~ その2 レコーディング ~

出典:ザ・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』ジャケット PAST MASTERS VOL.1
出典:ザ・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』ジャケット

ひとりぼっちのあいつ リンゴ・スター

The Beatles – Love me Do

Love Me Do ( Lennon / McCartney )
THE BEATLESのファーストアルバム “PLEASE PLEASE ME” の8曲目
THE BEATLESのコンプリートアルバム”PAST MASTERS VOL.1”の1曲目

記念すべきデビューシングル”Love Me Do”のレコーディングで、
プロデューサーのジョージ・マーティンはドラマーのリンゴ・スターに対して、
その後何十年も謝り続けることになるような遺恨を残すことになります。

当時、リンゴのドラムを気に入ってなかったジョージ・マーティンは
Love Me Do“のレコーディングに別のセッションドラマー(アンディ・ホワイト)を用意していたのです。
そして実際にレコーディングはそのドラマーが叩き、リンゴはタンバリンでしか参加させてもらえなかったのです。

今でこそTHE BEATLESと言えば世界最高のバンドですが、
当時はまだ駆け出しの新人バンド。
ジョージ・マーティンの最終判断には従わざるを得ない状況でした。

ポールはのちにこの件についてこう語ってます。

「 確かにあの頃のリンゴは、あんまりビートが正確じゃなかった。今じゃ完璧だけどね。
いつだって彼の貢献度は大きかった、だからこそ僕らは彼を望んだんだよ。
でもジョージからすれば、セッションドラマーほどきっちり正確じゃなかったわけだ。
それでリンゴはデビュー・シングルから外されてしまった。
その決定を受入れるのはも のすごく辛かった。
“リンゴがドラマーじゃなきゃ困る。僕らは彼を失いたくない”って言ったんだよ。
だけどジョージが譲らなくて。 」

そして当の本人、リンゴ・スターは相当ショックだったと言ってます。

そりゃそうですよね。
周りの友人達に「 デビューシングルのレコーディングに行ってくるぜ! 」ってカッコつけて来てるだろうところに、
気合十分で現場に行ったら突然プロデューサーから「 君はいらない 」と言われ、
そんなみじめな自分をかばってくれるメンバーの態度に余計にみじめになってきて、
挙句の果てにはプロデューサーからも同情されてタンバリンを渡される。

しかもリンゴのあの表情、あのタレ目ですからね。
悲壮感はかなりのものだったと思います。

そのレコーディングの帰り道なんかメンバーと気まずかっただろうな。

しかし後にはリンゴ・スターのドラムで録り直されることとなり、
Love Me Do“は2バージョン存在することとなります。
どっちがどっちのドラムか聴き分け方は、
タンバリンが入ってる方がアンディ・ホワイトバージョン。
タンバリンが入ってない方がリンゴ・スターバージョン。
(正確には3バージョンあり、リンゴ・スターの前にドラムを叩いてたピート・ベストのバージョンがアンソロジー1に収録されてます。)

そんなこんなでめでたくデビューシングルのA面となった”Love Me Do”(B面は”P.S.I Love You“)は、
イギリスのヒットチャートで2週目で17位となり、
後のビートルズの活躍にしては物足りない気がしますが、
新人としては十分なヒット曲となりました。
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Paul McCartney – P.S Love Me Do (Live)

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  5. Boys (Dixon – Farrell)
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  7. Please Please Me (Lennon / McCartney)
  8. Love Me Do (Lennon / McCartney)
  9. P.S. I Love You (Lennon / McCartney)
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