Thank You Girl

ジェフ「途中ではっきりテンポが速くなっている」


Thank You Girl ( Lennon / McCartney )
THE BEATLESの3枚目のシングル “From Me To You / Thank You Girl” のB面
THE BEATLESのコンピレ−ションアルバム”PAST MASTERS VOL1”の3曲目

この曲はシングル候補であったにも関わらず、B面に追いやられてしまった少し可愛そうな曲です。

ジョン「”プリーズ・プリーズ・ミー”の次のシングル用には、すでに”サンキュー・ガール”を書いていた。だからこの新曲(フロム・ミー・トゥー・ユー)は、B面になるはずだったんだよ。
でもフロム・ミー・トゥー・ユーがすごく気に入ったから、フロム・ミー・トゥー・ユーをA面にしてサンキュー・ガールをB面にするしかないと思った。」(1963年) 〜 THE BEATLES ANTHOLOGY 〜より

確かに”From Me To You“と比べたら納得ですね。

この曲のレコーディングは大変だったみたいで、バンドでレコーディングした後、別の日にジョンがハーモニカをかぶせるのですが、
ジョンはそのハーモニカを録音するのに10テイク以上費やしたそうです。
何故かと言いますと、ジョンはその日すごい風邪をひいていて、録音時に鼻をならしたりくしゃみをしたりで、なかなかうまくいかなかったそうです。

また、後のビートルズのエンジニア ジェフ・エメリックが気になることを言ってます。

ジェフ「テープがまわりはじめると、ぼくは山のような編集がほどこされているのに気づいた。テープ・ボックスのデータをチェックすると、マスターは六種類のテイクからできていた。
ひどくシンプルに聞こえる曲なのに、バンドは一度も通しで演奏できなかったらしい。」
「今、”サンキュー・ガール”を聞き返してみると、途中ではっきりテンポが速くなっているのがわかる。」 〜 ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 〜 より

多忙を極めたビートルズはリハーサルをあまり出来なかったのかもしれません。
ただ、こんなこと言われたら一体どこから”はっきりテンポが速くなっている”のか気になります。
(ジェフ・エメリックの発言を知るまで気にもなってなかったけど・・・)

そこで聴き返してみたんですが、確かに速くなってます。1:41から速くなりますね。
その手前も少し速くなってる気もします。でもそんなに気にはならないけどな。。。

曲自体は初期ビートルズによくある形のジョンとポールがユニゾンで歌ったりハモッたりで、
タイトルは初期ビートルズが意識的に”I“”Me“”You“を入れて親近感湧かさせる作戦の通り”You“が入ってます。

(0:48〜)
Thank you girl for loving me the〜
のメロディーラインは”Misery“でも出て来た下降フレーズです。
ビートルズの中でこの下降フレーズが流行ってたのかも。

それぐらいかな。

ちなみにジョンはハーモニカのレコーディングの日だと言うのにハーモニカを持ってくるのを忘れてて、知り合いに借りてレコーディングすることになるのですが、
レコーディングを終えてハーモニカを返す時にジョンは”ありがとう”と言う代わりに

ジャガイモの袋みたいな味だった

と文句を言って返したそうです。
なるほど。ジャガイモの袋みたいな味ね。

 

って、どんな味やねん!


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2 thoughts on “Thank You Girl

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