Chains

出典:ザ・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』ジャケット PLEASE PLEASE ME
出典:ザ・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』ジャケット

ジョージ・ハリスン 初のリードボーカル

Chains (Goffin / King)
THE BEATLESのファーストアルバム “PLEASE PLEASE ME” の4曲目

ビートルズの凄いところの一つが、
バンド全員がボーカルを取れるということです。
全アルバムで必ずジョージもリンゴもリードボーカルをしてます。

デビューアルバムでも2曲ジョージ・ハリスンがリードボーカルを担当します。
まずはこの “Chains“(The CookiesというアメリカのR&Bガールズグループのカバー曲)。
この時ジョージはまだ20歳。
ジョンと比べるとボーカルとしてはやはり弱いですが、
それでもこれだけ歌えるというのがすごいです。

歌詞の内容は、、、

あの子が僕を鎖で縛り付けるんだ
鎖って言っても目に見える鎖じゃないよ
愛の鎖だよ それが僕を束縛するんだ

僕が言いたいのはね
君はホント可愛いし僕も君を愛してあげたいんだ
でもね、このままじゃ僕は鎖につながれた囚人じゃないか

なんて感じです。
あくまで雰囲気ですし、僕のセリフじゃないですからね。

で、
またしてもビートルズの凄いところなんですけど、
ジョージがリードボーカルの時は、
コーラスをするのがジョンとポールだということです。
こんな2人がコーラスに回るんですから、すごいバンドですよ。

曲は単純なスリーコード(B♭ E♭ F)で、
サビ以外はずっと3声でハモリます。
(原曲ではサビのバックで”Ah〜”ってコーラスがあるのに何故かビートズはやってません。)

ビートルズの3声は本当に誰の声か分からなくなるときがあります。
特にジョンとジョージは似てる部分があると思います。

これと言って特筆することもない曲ではありますが、
この跳ねたリズムで演奏するのは結構難しいです。
最近のバンドではあまり見かけなくなったね。

クリックに合わせるばっかりじゃ、こういう演奏は出来ないよね。

曲はフェードアウトで終わるのですが、
消えかけの部分で一回だけコード進行が変わります。

チェインズ オーブ ラーーーーって伸ばすところ。
(2:19)辺りです。
サブドミナントのE♭の後、サブドミナントマイナーのE♭mに行ってから、
トニックのB♭に戻ります。

それがどうしたと言われたらそれまでですが、
You Tubeで確認する限りでは、原曲とは違うエンディングだったので書いてみました。

まあ効果としては聴いてもらった通りのちょっと一瞬暗くなる感じです。

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