しつこくHow Do You Do Itを勧めるジョージ・マーティンと ひたすら拒み続けるビートルズと 何の罪もないミッチ・マレー
Pelase Please Me ( Lennon/McCartney )
The Beatles2枚目のシングル “Please Please Me / Ask Me Why” のA面
THE BEATLESのファーストアルバム “PLEASE PLEASE ME” の7曲目
前作”Love Me Do”もそれなりにヒットしたのですが、
プロデューサーのジョージ・マーティンはさらなるヒット曲が必要だと考えていました。
ジョージはビートルズの作曲能力では”Love Me Do”が精一杯だと考え、
ビートルズのデビュー曲用にとレコーディングしていたミッチ・マレー作曲の”How Do You Do It”をセカンドシングルにしようとします。
しかしビートルズは”Love Me Do”の時同様、それを強烈に拒んだので、
ジョージ・マーティンが「 じゃあ何がやりたいんだ? 」と聞いたところビートルズは”Please Please Me”だと答えたそうです。
そこでビートルズは”Please Please Me”をジョージ・マーティンに聴かせるのですが、
その時の”Please Please Me”のアレンジはもっとスローなロイ・オービソン風だったそうです(プリティ・ウーマンの歌の人ね)。
そこでジョージ・マーティンが提案したとされるのが、
・ テンポを上げる
・ ジョンのハーモニカフレーズを考える
・ ポールのハーモニーを考える
ことだったそうです。
ビートルズはジョージ・マーティンの提案を受入れ、テンポを上げ、アレンジを変え、
何度もリハーサルをし、”Please Please Me”を完成させたのです。
その出来の良さにすっかり舞い上がったジョージ・マーティンは、
レコーディングが終了した時にトークバックのマイクで、
「 いいかみんな、きみたちはたった今、ナンバー1のレコードをつくったんだ 」と言ったのは有名な話。
そしてその言葉の通り、”Please Please Me“は見事ビートルズ初のNo1となるのでした。
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Paul McCartney – Please Please Me
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