Mr.Moonlight

ポールにソロを奪われたジョージ

The Beatles – “Mr. Moonlight”

Mr. Moonlight (Johnson)
THE BEATLESの4枚目のアルバム “BEATLES FOR SALE”の6曲目

ジョンのリード・ボーカルで収録されたカバー曲。
原曲は、R&B歌手のピアノ・レッド(Piano Red)がドクター・フィールグッド&ジ・インターンズ名義で発表したもの。

なんと言ってもド頭のジョンのボーカルが強烈です。
あまりのかっこよさに、ビートルズのオリジナル曲と思ってる人も多いのではないでしょうか?

でも、こんなに素晴らしい声の持ち主なのに、ジョンは自分の声が好きじゃなかったっていうんですからね。
自虐的というかなんというか。

この曲は、アンソロジーバージョンを聴くと、間奏にトレモロ・ギターが入ってるのが分かります。

Mr. Moonlight // Anthology 1 // Disc 2 // Track 21 (Stereo)

しかし、オリジナル・アルバムでは間奏はオルガンになっていました。
このことについて、エンジニアのジェフ・エメリックはこう語っています。

ジェフ「このときもまた、ジョージ・ハリスンのギター・ソロがつまずきのもとになった。 ーーー といっても、彼の弾いたフレーズではなく、二年ほど前にマイナー・ヒットを記録した
ドクター・フィールグッド&ジ・インターンズのオリジナル・ヴァージョンを忠実に模した、一風変わったトレモロ・サウンドが問題になったのだ。
ジョンはこの奇妙なサウンドを絶賛したが ーーー 個人的には、ぼくも同感だった ーーー ジョージ・マーティンはあまりに風変わりすぎるといい張り、
しばし話し合いが持たれた結果、安っぽいオルガン・ソロを、代わりにオーヴァーダビングすることになった。なんともおぞましいサウンドで、とても好きになれなかったけれど、
ぼくはポールがオルガンを弾くのを見て、おおいに感心した。 ーーー そのときまで、キーボードを弾けることすら知らなかったのだ。」〜ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実〜より

【原曲】Dr Feelgood (aka Piano Red) – Mr Moonlight

確かに原曲を忠実に再現してるトレモロ・ギターですね。
しかし、結局はジョージ・マーティンの主張が通り、ジョージ・ハリスンのギターソロはポールに奪われてしまいます。
ビートルズのレコーディングでは、ポールがジョージ・ハリスンの出番を奪うということが良くありました。
年下ということもあったでしょうし、何より相手がスーパーマルチプレイヤーのポール・マッカートニーということで、ジョージ・ハリスンも引き下がらざるを得なかったのかもしれません。
それでも悔しかったでしょうね。。。

ただ、私はこの曲のオルガンの音は好きなんですけどね。


The Beatles Mr. Moonlight StarClub 1962


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